こんにちは。サバミです。
育児日記をつづっていく前に…
本日は未婚ママになった経緯を書きたいと思います。
結婚より仕事

30歳ごろ、まわりの友人たちがちらほら結婚しはじめた。慌ててコンパに参加したり、婚活パーティーに行ってみたり、紹介してもらった方とお見合いをしてみたり…。
人見知りなところがある私としては、それなりにがんばってみたとは思う。いい感じになった人もいたけど長くは続かなかった。
年々うまくいかなくなる。親はもちろんのこと、お世話好きな先輩や親戚からは「サバミちゃんはどうして結婚せんの?」「完璧な人なんていないよ」「子どもは諦めるん?」とよくもまぁ、みんな口をそろえて言うものだ。フツーを押し付けてこられる日々。
笑顔でかわすが、「こっちが聞きたいわ!結婚なんてそれなりの時がきたら自然にするもんだと思ってたわ」と心の中で叫んでた。
ふぅ、完全に疲れてしまった。自分の生き方について考え出したら「こだわり」も出てきた。気づいたら今でも独身の友人はけっこういる。みんな仕事をがんばって自分の時間を大切にしている。私もそのほうが自分らしいと思って生きていた。
既婚でも未婚でも生き方は人それぞれ!そういう世の中の風潮にもなってきた。
とにかく働いて老後にそなえる!独身なんだから思いっきり楽しもう。行きたいところに自由に行き、買いたいものを自由に買う。こんなに毎日充実している以上に何がいるのか…。
おひとりさまもツライのよ

既婚の友人たちは子育ての苦労話や不妊治療の話、旦那さんの愚痴をメインに話す。
私からしたら「そんな話題ができるだけでも幸せよ」なんて嫉妬めいた気持ちも出てきたり…。
おひとりさまってそんな自分のイヤな部分との戦いなのである。
40歳を過ぎたころ、本音としては「結婚は慌てなくてもいい。いつかご縁があればするかも。だけど、女として生きてきて、このまま本当に子どもを産まない人生なんだろうか…けっこう子どもは好きなんだけどな。親には孫の顔を見せてやりたかったな」という気持ちがどうしても消えなかった。
え!私が妊娠?!
42歳になって、これまで仕事のことやプライベート、何でも相談してきた男性にそんな気持ちを聞いてもらうようになった。いちばん心を許してきた信頼できる人だ。お互い、これまで「結婚したいね」という流れにはならなかったし、これからもならないだろうと思う。そんな関係だけど、この先も私にとって大切な人に違いはない。
その彼とのあいだに、子どもを授かった。42歳の冬。年齢のこともあったし、自然妊娠するとは思ってもいなかった。信じられなかった。驚いたけど答えは1つしかなかった。
絶対に産む!
私に家族ができるんだ…と思ったら嬉しくて泣けてきた。
改めてふたりでじっくり話し合ったけれど、やはり結婚する選択にはならなかった。
「家族のカタチ」

その瞬間、さまざまな課題があがってくる。
未婚で産むって言ったら親は何て言うかな。
会社にはどう説明する?
友達には?
みんな「おかしいよ、それ」って言うだろうな。
なによりも…産まれてくる子どもに片親であるせいでいつか辛い想いをさせるだろう。私の勝手な生き方でこの子に迷惑がかかる。
子どもができた喜びと、それ以上に不安が入り混じっていた。ひたすら「未婚ママ」という検索をするようになった。とても辛い経験のあとシングルで育てている人も世の中にはいっぱいいる。「家族のカタチ」は多様化してきている。友人も未婚ママで、彼女が元気いっぱい子育てしていることも心強かった。
産婦人科で助産師さんが「赤ちゃんはママを選んできてくれたんだよ。ママと幸せになるためにきたんだよ」と言ってくれたことで覚悟が深まった。
まわりからどう見られても、この子は私が絶対に幸せにする。
なにがあってもこの子を全力で守る。
ママにもなるし、パパにもなる!
まだ見ぬ先のことは…その時考えて、私にできる精一杯の誠実な対応をしていこう。
事情を説明したら、家族は本当に驚いていた。そりゃそうだ。両親は世間体を気にする世代にも関わらず私の想いを全部受け止めてくれて喜んでくれた。「孫に会えるとは思ってなかった!!」と。やっと話せたとき心からホッとした。
両親、妹、友人、まわりの方々に応援してもらい、助けてもらいながら今がある。
本当に感謝しかない。
そして超高齢出産をすることになった。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
次回からマタニティーライフについて書いていきます。